2025_03 涙、涙の卒業式

昨日まで続いた寒さが嘘の様なポカポカ陽気の今日、3月7日(金)は恒例の昭和中学校卒業式。今回卒業する子ども達は令和4年(2022年)3月に小学校6年を卒業し、4月にここ昭和中学校に入学してきました。まさにコロナの真っ只中、翌年の令和5年(2023年)5月8日にコロナ2類相当から5類に変わったものの運動会ではほとんどがまだマスクをしていてやっと去年の令和6年(2024年)ぐらいからマスクを取って運動会、授業を受けるのが一般的になってきた世代かと思います。

今回の卒業生は164名(男性73名、女性91名)最近は私が住む近所の子ども達がまさに卒業ということで年を追うごとに身近なものに感じていきます。

まずは入場行進。皆、緊張しつつもあどけなさが抜けない表情で一糸乱れぬ行進。中学1年の入学式ではスラックスだった女の子がスカートになっていたりしてこの3年間心境の変化などあったのだろう…と空想しつつ、中学生達の壇上の挨拶を真剣に食い入る眼差しはそのまま素直に育って欲しいと思うばかりです。

 校長先生の式辞が始まり、卒業生達に送る言葉は”勇気を持って挑戦”。挑戦にはリスクが伴い失敗するかもしれないが恐れずに挑戦して欲しい。との事。まさにその通り、挑戦するにも相談に乗ってあげる環境があり、もし失敗しても受け入れる、再挑戦するサポートを親、兄弟、周りの人たちが出来る環境がこの街にはあると思うし無くさず残していければと思います。

 来賓の挨拶。校長先生の意を汲んで「志を胸に大きく羽ばたいて欲しい」と伝えさせて頂きました。

そして教育委員会役員の挨拶。挨拶の中で駅伝ではコーチが走っている選手に声をかけていいのは、5km、10km、15km、残り3km、残り1kmなどと決まっており、時間も「1分間」と定められているらしく、この「1分間」の声がけで選手が生き返ったり、最後のパワーを出し切ったりすることがあるそう。声がけに1分ルールがあると知りませんでしたが、意外とあの時の「一言」があったから。と言うのは誰でもあるかと思います。その為にも普段から顔の見えるご近所付き合いというのは大切ですね。

「卒業生別れの言葉」…この頃から生徒、先生、保護者の方々が目元に手をやるしぐさが増えて意外だったのが男子生徒、男性先生の方が先に涙し始めた事。聞けば男性2人の先生は去年初めて3年生を受け持ったとの事で進路指導、思春期の悩み等々、大変だったと思いますがその分、感慨深いのでしょう。生徒だけではなく先生も日々挑戦なのだと思わずにはいられませんでした。

帰り際、再び体育館を覗いたら、卒業生達のこれまで3年間の映像がフラッシュバックで流れてました。映る生徒達の笑顔は殆どがマスク姿。でも去年の卒業生徒達と比べると最後の1年間はマスクなしで裸の付き合いが出来たはず。

今まで抑圧されてきた行動も高校で良い方向に力を発揮して欲しいと思います。そして戻る場所がきちんとあるそんな社会を作っていくのが議員であり行政・自治会の役割だと思っています。

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