視察(岡山・兵庫・成田)を終えて

今週は4月25日・26日そして28日に視察を行わせて頂きました。2020年10月に議員になってから他の自治体に行って議員・職員から説明を受ける視察は今回が初めてでした。

まず岡山は倉敷市:人口48万人、面積も袖ケ浦の3.5倍の350k㎡。臨海工業地帯が望める工業都市。昔の蔵が居並ぶ白壁の街並みと水路がとても綺麗な街でした。こんなに綺麗な街でも平成30年に西日本豪雨があり人的被害172人、住家被害5,977棟の被害を受けています。期間降水量は309mm、最大1時間降水量は27.0mmあり袖ケ浦市で2年半前にあった台風15号と比べると以下の様な感じです。

時間あたり最大降水量は袖ケ浦市のほうが多いものの期間が長い為、期間降水量は倉敷市が袖ケ浦市の台風の約2倍になっています。

この教訓を基に倉敷市では、市と議会にそれぞれ市災害対策本部と市議会災害対策会議を設け市の職員は災害対応に専念し、議員は地元状況のアップデート・地元への最新情報提供と市と議会の協力体制・連携をして行こうと言う試みです。幸いこのシステムが出来てから大きな自然災害はないものの新型コロナなどでこの体制が実際役に立っているとの事です。袖ケ浦市でもこういったガイドラインはあるものの未だ細部において決めて行くところがあるとの事ですので、是非とも今回の視察を参考にしていきたいと思います。

次に兵庫(加古川市):人口26万4千人、面積は138k㎡(袖ケ浦市は94,93k㎡)。古くから農漁業が行われていたが、明治以降軽工業、播磨臨海工業地帯に属する重工業の産業構造になり工業都市として発展と言う袖ケ浦市と人口を抜かしてはよく似ている市において、議会オンラインシステムについて視察をして参りました。加古川市では新型コロナで感染者が増えオンライン委員会をやるべきとの声が増え、令和3年8月〜オンライン委員会を実施した経緯、その仕組みを視察してきました。メインは予算で3年縛りのCISCO webexを利用。実際に委員会室と別室で実体験をさせて頂きました。新型コロナで問題提起を行い実行に移し課題を挙げ取り組んで今後につなげていく、その機敏性と実行力はとても見習うべき所と感じました。

成田市は議会広報特別委員会で行った視察です。広報公聴委員、事務局の方々から説明いただき、余白の重要性や、ARの活用で動画・静止画を見る事が出来、電子ブックを活用する事でログ解析が可能。等とても時代に沿った広報を進めているとの感想です。また議会活動の一環として議会報告会・高校生との意見交換会など意欲的にされている部分等、とても参考にさせて頂きました。(広報公聴委員会が主導)

最後に『議会だより』を作成して頂いている株式会社広報社へ視察。町の一角が印刷街になっていて歩いて行ける距離に製本会社などがあり、フットワークの良さと機能性。そして何と言っても、入稿からデザイン→印刷→製本→梱包まで見学させて頂き、皆さんの熱意を感じられた事が一番の収穫だったと思います。

これから視察が続きますが、少しでも見聞きした収穫を袖ケ浦市の将来に活かしていきたいと思います。

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