【境町視察】自動運転バス

昨日投稿した自動運転バスについて説明させて頂きたいと思います。

本システムはソフトバンクグループ(株式会社BOLDLY)の遠隔監視システム(ディスパッチャー)含むシステム構築と運行管理を境町に本社を持ってきて行っている株式会社セネックにて提供しているサービスを境町が享受している形になります。

<イメージ図>

<特徴>
・バスにはセンサー(障害物監視)と外部GPS、車内には独自の立体GPSマップが付いており遠隔監視センターと繋がっている
・信号機からの電波を読み取り(信号協調)発進/停止を制御している
・オペレーターは現在車の中に1名常駐(まだレベル4に達していない為)
・11人/台乗り
・2020年11月26日からの総搭乗者数:35,151名(/24,677便)※1月16日時点
・バス路線は2系統あり、利用時間は7時40分〜午後4時まで。市民の要望で平日限定から土日まで営業を拡大した
・運行状況はLINE等で確認


<導入による波及効果>
・路上駐車が減った(自動運転バスの邪魔にならない様に)
・速度を守る様になった(渋滞が起きない様に自制する様になった)
・タクシー業者が業績Up(遠距離の運行が増えた)

因みに財源の話になりますが、基本的に町からの持ち出しは無し。ふるさと納税と補助金のみで行っているとの事。
(因みに補助金は5年間で5.2億円になります)
2020年からの運行で経済効果は約28億円になるとの事

興味深いのはシステム・運営・構築費用を運賃で解消せずにビルで言うとエレベータと同じ様に回遊するためのツール、経済をまわすための必要経費と割り切っている点です。今回の私達も視察で訪問、ランチ、お土産でお金を落としましたし上記の様に広告宣伝だけで13億円の宣伝効果もあるとの事でここだけで元を取って次の投資に回す余地もあると言う点です。

またその他の効果として本社を持ってきた株式会社セネック、システム構築をしている株式会社BOLDLYなど女性の方々がとてもイキイキしていたので女性が働ける(働きたいと思わせる)場所が多いという事はこれからの自治体のあり方として必要だと今回の視察で思わせられました点の一つになります。

最後に境町の方々、株式会社セネック、株式会社BOLDLYの皆様、お忙しい中、とても親切に丁寧に説明頂きとても参考になる視察を提供頂き誠に有難うございました。

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