6月定例議会終了〜総括〜

6月27日(金)6月定例議会が終了しました。3月の期末の定例議会と違って地味な感じがしますが来年度の予算作りが夏から本格化するので事前に仕込んでいくと言う意味ではとても重要な位置付けの議会になります。いわゆる方向づけの議会と言っても良いでしょう。

今回、議案(市で「こういう事をしますよ」と言う案件 ※議会で承認されれば実行段階に移る)は9つ、内2つは報告のみの為、実質7つです。※以下内容

①行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について
→マイナンバーカード普及に向けた変更/電子申請・通知の拡充(From 令和7年7月1日〜)
 ・マイナンバーカードで本人確認OK
 ・市からの通知も本人了解得れば電子的通知がOK
 ・住民票などの提出手続きも市が電子的に確認可能な場合は省略可

②特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について
→選挙管理業務に関わる人(選挙長・立会人・管理者など)の報酬アップ ※1人2,000円程度

③職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(From 令和7年10月1日)
→今まで育児休業を勤務の「始め」または「終わり」に取得していたものを1時間単位で取得可能。日中の途中でも取得できる柔軟な制度

④職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(From令和7年10月1日)
→妊娠・出産などについて申出をした職員や、3歳未満の子どもを養育している職員に対し両立支援制度の情報提供・利用意向確認が必要

⑤袖ケ浦市税条例の一部を改正
→4つの柱
【公示送達方法の追加】庁舎などの掲示板+庁舎に設置された電子モニター等に表示を追加
【市民税(個人)に関する改正】19歳〜23歳未満の扶養親族で、所得が58万円超~123万円以下の者
         控除額:最大45万円(所得に応じ段階的に適用)
【固定資産税に関する改正】
→ 管理組合が書類を提出すれば、区分所有者の個別申告は不要に
※適用条件:築20年以上/10戸以上/長寿命化工事を実施済/管理計画認定を受けていること
※袖ケ浦市は現時点で「マンション管理適正化推進計画」は未策定だが、今後策定予定

【たばこ税に関する改正】加熱式たばこの課税方式の見直し 
 ※1箱の重量ごとに紙巻たばこの本数に換算

⑥国民健康保険税条例の一部を改正(国民健康保険税の課税限度額の引き上げ)

⑦令和7年度袖ケ浦市一般会計補正予算(第2号)※今年度2回目の修正(補正)と言う事
→今までの予算に4億1,385万円を追加して全体を304億8137万円へと変更
 4億1385万円の内訳(主に定額減税補足給付金、参議院選挙執行に伴う人件費、西内河根場線の工事等)

<あとがき>
今回は、1年ぶりの一般質問や、総務企画常任委員会での再三の審議などを通じ、非常に中身の濃い議会となりました。一般質問では、私自身が取り組んできたスポーツや読書の視点から、次世代を見据えた提言を行いました。
また、委員として関わった条例審査では、文言修正が生じる場面もあり、紆余曲折ありましたが、最終的には市民の皆様に納得いただける議決内容となったと感じています。

特に、前回スイス視察で村長からいただいた言葉――
「子どもたちのために“次の世代の環境”を整える」
この言葉を胸に、これからも地に足の着いた活動を続けてまいります。

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