東京ガス LNG消火訓練
日本の経済成長は、民間による旺盛な設備投資がなければ成り立ちません。
高市政権になり法人税から投資額の8%を差し引く税額控除を5年間措置する方向で検討というニュースがあり、減税規模は年5000億円規模に膨れ上がる見込みとの事です。米国の関税政策で影響を受ける企業がこの制度を利用する場合は、控除率を15%に引き上げて影響を緩和することも検討。また原発の再稼働も柏崎・北海道泊原発において議会で承認の方向で動いています。
円安・国を挙げての設備投資促進・エネルギー政策の推進、熊本(TSMC)、北海道(ラピダス)等、半導体工場の誘致、造船業・素材産業(日本が輸入するレアアースの中国依存度は尖閣問題時の90%から現在60%程度に低下)など製造業=中国(というイメージ)だったものが日本回帰していく方向にある様に思われます。
そして京葉工業地帯の一角を占める袖ケ浦市においても例外ではありません。
国の設備投資減税・半導体や脱炭素関連の補助金メニューが本格化すれば、袖ケ浦市内の
◾️石油化学
◾️素材・部材メーカー
◾️エネルギー関連企業
などが、老朽設備更新・高効率化・脱炭素投資を一気に進める可能性があり、袖ケ浦市で設備投資できる環境構築が必須になっていくと思われます。その為にも企業との情報共有と関係構築&国の動きをキャッチアップしていく事が重要です。(でないと、その恩恵は他自治体へ流れるでしょう)
そのような社会情勢の中、我が袖ヶ浦市議団は11月27日(木)袖ケ浦市の中袖と言われる東京ガスLNG基地へ消化訓練に行ってきました。袖ケ浦LNG基地は1973年稼働開始の国内最大級の施設で、貯蔵容量約100万トンを誇り「世界最大のLNG専用基地」と言われています。累計受入量は4億トンで、日本国内のLNG輸入累計の約2割に達し、首都圏の都市ガス需要の約4割を供給していると報じられています。(東京湾を袖ケ浦市から築地の方へ送られています)
コロナ以前は毎年行われていたLNG消火訓練が今年再開されました。国内でもLNGの消化訓練できる場所は他にないということで全国各地から東京ガスの方々が集まって様々な消火訓練を拝見させて頂きました。
日本一、いや世界に誇るLNG基地であるからこそ危険や災害時に備えて予防訓練を行なって頂いているのは大変ありがたい事です。

