視察②(木更津市)飛行場周辺まちづくり
12月20日(火)館山に午前中行った後の視察地、木更津市になります。
木更津市は古くから港町として栄えその商業都市としての歴史は長く、最近ではアクアライン開通に伴う三井アウトレットモール(2012年にOpen)等へ土日祝日は特に、近隣市・東京・横浜など対岸都市から観光客が大勢来る反面、木更津駅海側などの古くから栄える商店街などはシャッター街と化し、駅周り近辺のにぎわい創出、地域経済の活性化が現在課題となっている。
そこで今回進めているのが防衛省とコラボした『防衛省まちづくり支援事業』で補助金を活用し、木更津飛行場周辺を活性化するプロジェクトである。簡単に言えば自衛隊と地域住民の理解を深める為(飛行機の騒音等)、防衛省が補助金を出し、まちづくりに貢献する事業である。
この事業を使い、アウトレットモールに来ている観光客を今は空洞化してしまっている木更津駅周辺に動線を引く事によって空き店舗などを再度、活性化する目的である。
この計画の骨子はアウトレットから自衛隊飛行場北側の江川総合運動場〜南側の吾妻公園〜木更津駅周辺〜旧庁舎跡地〜築地(現在イオンモール木更津があるところ)へと人の流れを作り、さらに津波などの心配がある海側の防災も併せて行う計画となる。
今回、素晴らしいと思ったのが設計会社を任されている株式会社船場というコンサルを民間から引き抜いた事である。この民間会社は他にも南池袋公園なども任されており、公民連携を進めていく会社としては適任の会社とパイプがあり、引っ張ってこれるというところが今回成功の可否を決めるキーポイントと言っても良いであろう。