農業について

昨日今日と農業に関する活動&勉強をさせてもらいました。

大曽根に住むN氏。根形方面で率先して圃場整備を行っています。以前、たまたま集会場に紛れ込み農業問題について色々教示頂きました。圃場整備の仕方、国からの補助金を交付してもらう仕組み、圃場整備を行うにあたって重要なポイント、袖ケ浦市各地区の農地の特徴まで初心者の私に何故かきめ細かく説明頂きました。

 昨日もN氏と話す機会があり神納(私が住んでいる所)も農業で頑張っている方も多い一方、耕作放棄地も多い為、圃場整備出来ないだろうか?と伺ったところ「湿田(排水が悪く常に水気が多い田)で水捌けをよくする為、地下に管を通した方が良い」「畦道をもっと広くした方が良い」などアドバイスを頂きましたがやはり一番大きいのが耕作放棄地の解消。市内には長期間、放置している遊休地がザラにあると言う。ちなみにこのNさん、一番苦労したのは耕作放棄地が3代にわたって放置され、曽孫に当たる18人全員に圃場整備を行う許可をもらう為、遠いところでは愛知県まで訪問されたそう。(圃場整備にかける熱意がないと出来ませんね)

そして今日は畑作農業を行いたいと言う方を遊休地があるとの事で現場へ訪問。(上図)
地上の草は適度に刈られているものの、土の中は草木の根っこが繁茂しているらしく普通の畑に直すには1年はかかるとの事。
本当はこの段階からトラクターで土をならし、野菜を植えられる状態まで持っていき数々の野菜収穫ができれば愛着はひとしおだと思いますが昼間の仕事の兼ね合いもあるので要検討との事。
農業の遊休地が発生し遊休農地化していく過程として
①世の中の流れで農業を行う方が減った
②土地を耕す人がいない為、草・木が伸び放題(粗大ゴミも捨てられる)
③やっと農業を行ってみたいと言う人が現れても準備(土地ならしで長期的に時間がかかる)。もしくは断念してしまう
が通常の流れかと思いますが、上記解消する為には
・いつでも農業が出来る状態で希望者ができ次第、貸し出し(売却)を始める
・大規模農家に土地を集約・整備して耕作する

など考えられます。”農福連携”絡みで農業を行うと
・野菜を育てると言う成功体験
 (無数の成功体験の先に収穫がある為 ※芽がでる/順調に育つ/花が咲く/収穫できる等々)
・生きている事を実感できる場になっている(畑にはいろんな生き物が存在する為)
と言う心身に良い相乗効果が出ると言われています。

(一般社団法人JA共済総合研究所調べ)

時間はかかると思いますが、簡単に就農できる機会、場所が必要ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です