令和4年12月議会が終了

12月19日(月)から1ヶ月弱に及ぶ袖ケ浦市12月定例会議会が終了しました。
議会の流れとしては以下の様になります。
参考)■議案=条例の新設・変更、予算の提起・修正、決算の認定、人事案件など
※一般的には市長をトップとする行政(市役所)が議会(市議会議員)に報告、審議を求める形になります

今回は
<議案内容>
1. 個人情報の保護に関する法律施行条例の制定 令和5年4月1日〜
→個人情報の保護をデータにも適用。匿名化して外部に提供する事も可能な為、議論はあったが採択

2.(市役所職員の)配偶者同行休業に関する条例
(配偶者が外国勤務になった場合、公務員は3年間の休業が認められる)令和5年1月1日〜
採択

3.(市役所職員の)自己啓発等休業に関する条例 令和5年4月1日〜
 大学→2年または内容によって3年。国際貢献活動→3年の休業が認められる
→採択

4.再生資源物の屋外保管に関する条例の制定 令和5年4月1日〜(罰則に関しては令和5年7月1日〜)
→採択

5.行政不服審査会条例の一部を改正 令和5年4月1日〜→採択

6.職員の給与に関する条例等の一部を改正(微増)令和5年4月1日〜 →採択

7.給与及び旅費に関する条例の一部を改正 令和5年4月1日〜 →採択

8.任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正(給与) 令和4年12月1日〜 →採択

9.市議会議員及び市長の選挙運動における公費負担に関する条例の一部を改正(物価高騰による)→採択

10.都市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正
→百目木公園のドックラン(2,700m)専用地を幼保連携保育園予定(現在募集中)の為の改正を採択

11.令和4年度袖ケ浦市一般会計補正予算 306億 5千92万5千円(+2億7千153万2千円)
→修正案(1500万円の成教橋追加費用を認めない)が出されるも工事完成には必要と認められ採択

12.国民健康保険特別会計補正予算 62億5千75万6千円(+171万4千円)→採択

13.高齢者医療特別会計補正予算 7億9千427万7円(+19万円)→採択

14.介護保険特別会計補正予算 46億3千390万1千円(△218万4千円)→採択

15.下水道事業会計補正予算→採択

16.教育委員会委員の任命→採択
(山口修氏が令和4年12月14日をもって任期満了となるため、後任に若林洋子氏を任命)

なお、今回1件陳情があり『保育士配置基準の引き上げによる保育士増員を求める意見書の提出』がありました。こちらは千葉県保育問題協議会様(船橋市)から国に対しての意見書提出を求める内容になります。
現在、保育士は国の基準で0歳児→1人の乳幼児に対し3人の保育士、1〜2歳児→6人、3歳児→20人、4〜5歳児→30人と決められています。この仕組みを(保育士の負荷を減らす為)例えば4〜5歳児1人に対して15人にし、1人の保育士が面倒をみる人数を減らし、そして子供のケアを手厚くする趣旨となります。
内容は十分に理解し、先日のバス事件など子供の安全面からも将来そうして行かなければならないと思います。ただ袖ケ浦市で保育士が不足している原因は処遇、環境面だけではなく例えば保育士に資格を持っている方が自分の子供も乳幼児で10時〜14時希望などフルタイムで働けないという時間的側面もあります。
 また4~5歳で30人配置基準の場合2人の保護士&2部屋が、人数配置基準変更後、幼児15人×4→4人の保育士&4部屋となった場合、処遇だけで保育士が集まるのか?クラスの増改築費用は保育園負担で経営が成り立つのか?等々一面だけではかえって待機児童が増える可能性があります。その為、例えば国基準は最低限守る事を前提に追加で保育士を補充した場合は公的費用(保育士の人件費)を補助するなど処遇面をシステム面からも改善し保育士不足解消の目処がたってから国の配置基準を変更する要望をした方が良いと考え、不採択に票を投じさせて頂き今回は袖ケ浦市としては多数決にて陳情不採択となりました。
こちらは私個人の意見だけでなく現場の保育士さんのヒアリングも行った上での判断となります。本件は継続して動向を見守っていきたいと思います。

<発議案>
1号)個人情報の保護に関する条例の制定
「個人情報方保護」と「データ流通」の両立(議案1号に紐づく)に伴う条例の制定
→議案1号と同じく議論はあったが採択
2号)市議会議員の報酬を人事院勧告に従い改正(微増)
→市民生活が苦しい中という議論もあるも採択

以上の内容で19日(月)終了しました。
有難うございました。

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